大阪 花と緑の博覧会(1990年)
その会場の事務所で私はコンパニオンのコスチュームを
一式渡され関西営業所の方に告げられた。
「プロジェクトドラグーンの搭乗員を任命します!」
プロジェクトドラグーンとは
ナムコがその当時の技術を突っ込める限り突っ込んだ
360°全天周型28人乗り3DシューティングGalaxian3である。
丁度その頃私は一つのプロジェクトが終わり
ぽっかりと製品開発に関わらない時期だったので
花博の手伝いに行ってという事になった訳ですが
この当時ナムコは技術以外に人材を導入していて
新入社員等は問答無用で大阪で研修と名打って送られていたのですが
なぜか私にも白羽の矢がプッスリと刺さり
手渡されたコスチュームを更衣室で着替えていました。
現場運営のリーダーの方が気さくに話しかけてくれたのですが
「そのコスチューム結構かっこいでしょ。」
「そ、そう、ッスね・・・・・・ 」
「でもね、この服、夏場すんごく暑いんですよね。」
「あ、・・・・そう、そうなんですか?」
「そういえば開発の方ですよね。誰がデザインしたんでしょうかね〜?」
「・・・・・・わ、・・・・私です。・・・・・」
「おまえかぁ〜〜〜〜〜!」
ロッカールームの、はじっこでゲシゲシと蹴られました。
これは私の宝物
袖の部分が外せる仕組みになっていまして着脱出来る様になっています。
写真の袖が左右違うのは花博最終日、仲の良かったkくんと袖の交換をしていたのです。
本当はシャツもあったのですがそれはある人に譲ったので上着のみです。
今も大切に持っていてくれるといいなぁと想います。
ちなみにコンパニオンのズボンやスカート、靴などは市販の物を流用していました。
実はGalaxian3は原案コンテと敵戦艦サブデザインも担当しておりました。
制作の段階も最初から関わっていて
設置後、花博開催最後の月に現場で運営に関わったのです。
今、考えるとゲーム会社にいても
立ち上げから運営の最後まで関わる経験をする人は
ほとんどないと言えるでしょうね
本当に幸せな事です。
花博の話はまだまだいっぱいありますので
また書きま〜す。
すごく、楽しかった記憶です。

